食べてくれ~と祈る気持ちで猫缶を鼻先に持って行くと少少しずつたべはじめた。
やった~。
これで快復するぞと本当にホットした瞬間だったなぁ。
5日間なんにも食べてくれないからこんどは衰弱死かとおもっていた。
以下の文は金曜日からのビキニ看病日記です。
=21日日曜日午後1時=
金曜日の夜にビキニを見たきり。
もうすでに死んでいるかもしれない。
金曜日は朝から講座があったりで7時45分に家を出て帰ったのは夜の8時30分ごろだった。
いつもは車を道に停める5mさきから庭から飛び出してくるビキニ。
いままで迎えに出てこない日はなかった。
いつもニャ~の声と共に飛び出して迎えにくるので、よその車に轢かれてはいないかとそのことだけが心配だった。
どうしたのかと思い、ゲートを押して中にはいると庭の奥からビキニがソロソロでてきた。
まずは姿をみたことと、抱いても出血もしていないし、歩いても来たので、安心して部屋に入ったら大人しくベッドの上でまるまっている。
元気はないけど、首はしっかりもちあげているし、様子をみていたら猫便器のあたりをウロウロするので一旦外に出した。帰ってこないのでまた庭にでてみるとサボテンの間にうずくまっている。
抱きかかえて部屋にもどったがまた外に出たい様子。
戸を開けると出て入った。見に行くとバナナの下にうずくまっている。
部屋につれもどそうか、どうしようかまよったが、ビキニのしたいようにさせようと思って飲み水容器だけをビキニの側に置いた。よく呑んでいる。
「まさか死に水じゃないよね」とかいって見つめていたら、虫をみつけたらしく飛びかかる様子をみせたので、とてもほっとして部屋にもどって寝てしまった。
昨日、土曜日は静かにめざめた。
いつもなら夜外に出していても朝5時頃、戸をガリガリやってうるさいのに。
ビキニはほんとうに具合わるかったのかと、とても気になりながら、土曜日も朝から出掛け、仕事をこなして帰ったのはやはり8時半ごろ。祈るような気持ちで、ビキニビキニ出てきてと願ったけど、走ってむかえにくるビキニはやはりいなかった。
今朝日曜日はすこし雨が降った。
こんな中でひとり死んでいくのかビキニ。
=同日夜8時=
ネットをしてるとフラっとビキニが帰ってきてバタンと横たわる。
生きていた~。
涙、涙で抱きしめると血が点々と床についている。血尿だ。真っ赤。
喜んでいた心が一瞬で縮こまった。
餌は食べないし、横たわったまま。
しばらくしたら外に出たがったのでそうとう迷ったけど、
そのまま病院にダッシュしたかったけど、こらえて、ビキニのしたいようにさせようとビキニを外に出した。
ほんとに大泣きしながらお別れのつもりで外にだした。
=22日月曜日=
朝、目が覚めてドアをあけるとなんとビキニがいるではないか。
これはもう、ビキニが「助けて、母ちゃん」と言っているんだと解釈していい、
もう、私の考えるようにしていい、そう決めた。
それからはビキニをリード等でゆわえて、その日の午前中の講座のための道具をつみこんだら、獣医めざしてGO。
ここ2、3日の状況を話してビキニを獣医に託してそのまま講座にいった。
講座も終えて、ビキニを迎えに病院にもどり、病状を聞いたら、原因はわからず。(まだ若いので結石はできていない)
ストレス?
まだ麻酔から覚めきれずトロンとしているビキニを引き取って久米の実家の母にビキニをあずけ、仕事をすませ、迎えにいったのは夜の九時。
母がいうには水は飲むけど、全然食べない、ミルクものまない。
スナフキンハウスにもどり、それからビキニのすきなちくわやツナ缶をたべさせようとしても見向きもせずよこたわったまま。
金土日月ビキニはなにも食べていない、
こんどは別な心配が湧いてきたけど、もう最後まで縛ってでも側に置いて看取るぞときめたから、少しは気持ちが楽だった。
=23日火曜日=
朝からなにも食べようとしないビキニを母にあずけ
なんだかんだ用事をすませて夜8時ひきとりに入ったら
その日も何もたべなかったようだ。
においのきついレバーも用意したけど無駄だった。
今日で5日何も食べてない、こんどは衰弱死か。
そんなことを考えながらスナフキンハウスに着いた。
そういえば仕事の合間においしそうな猫缶買ったっけ。
試してみるか。
横たわっているビキニにその高級猫缶を差し出すと、少しずつ食べ始めた。
戻す様子もない。
母にも電話した。
良かった。
とにかくよかった。
=24日水曜日=
朝、高級猫缶を全部たべた。
膀胱が正常でないらしくあちこちにお漏らしをする(量は多い)
便はないけど、食事とってないからこれは出ないでしょう、
今朝は外に自由に出した。
今、庭をうろついているビキニがいて幸せ。
あ~幸せで珍しく長文になりました、スマソ。